薬剤在庫管理システムで出力できる帳票について説明します。
薬剤在庫管理システムから出力した帳票を印刷する方法を説明します。印刷方法はすべての帳票で共通です。以下、例として在庫一覧表を用いて説明します。
まず該当の帳票出力画面を表示します。
「印刷する」ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。
「印刷画面を開く」をクリックすると、ブラウザの別タブに帳票出力内容が表示されます。
表示された内容をプリンタに出力するにはブラウザの印刷機能を使用します。用紙サイズは印刷時に変更可能ですが、薬剤在庫管理システムでは「A4横」を想定した印刷レイアウトとしています。
ただし、利用する環境・プリンタによっては、印刷データの改ページ位置が実際に出力されるページとずれる場合があります。その場合は確認ダイアログの「印刷オプション」リンクをクリックし、1ページに含まれる行数を調整してください。
在庫集計一覧表は、現在システムに登録されている在庫情報の一覧です。集計単位として、使用区分・医薬品・ロットを指定できます。使用区分を指定した場合は、医薬品・ロットを区別せず使用区分単位で集計・表示します。医薬品を指定した場合は、ロットを区別せず医薬品単位で集計・表示します。
検索条件としては、倉庫、使用区分、医薬品を指定することができます。
棚卸一覧表は、棚卸実施時点の理論在庫と実在庫の差異を確認することができます。期間を指定して抽出するため複数回にわけて実施した棚卸結果をまとめて確認することができます。表示単位として、使用区分・医薬品・ロットを指定できます。使用区分を指定した場合は、医薬品・ロットを区別せず使用区分単位で集計・表示します。医薬品を指定した場合は、ロットを区別せず医薬品単位で集計・表示します。
検索条件としては、対象期間、倉庫を指定することができます。
入出庫履歴一覧表は、指定した期間内の在庫の変動履歴(仕入・出庫・在庫調整・等)を履歴形式で表示します。表示方法として医薬品単位集計を選択すると、指定した期間内の在庫の変動数を医薬品単位で集計して表示します。
検索条件としては、対象期間、倉庫、使用区分、医薬品を指定することができます。
発注候補一覧表は、現在、発注候補となっている医薬品の一覧です。発注候補の抽出方法については「7章 発注管理」を参照ください。
検索条件としては、使用区分を指定することができます。
発注書一覧表は、指定した期間内に登録した発注を履歴形式で表示します。表示単位として医薬品単位を選択すると、指定した期間内の発注数を医薬品単位で集計して表示します。
検索条件としては、対象期間、発注先、使用区分、医薬品を指定することができます。
仕入伝票一覧表は、指定した期間内に仕入登録した仕入明細を一覧表示します。表示単位として仕入先単位を選択すると、指定した期間内の仕入数・金額を仕入先単位で集計して表示します。
検索条件としては、対象期間、仕入先、倉庫を指定することができます。
出庫履歴一覧表は、指定した期間内の出庫登録を履歴表示します。処方出庫、手動出庫の両方が対象になります。処方出庫の場合は、処方日が出庫日時となります(出庫登録を行った日時ではありません)。
検索条件としては、対象期間、倉庫、使用区分、医薬品を指定することができます。
デッドストック一覧表は、医院内に在庫があり、かつ一定期間以上出庫が行われていない医薬品を抽出し、その在庫数・金額を表示します。デッドストックとみなす期間の設定は医院設定で行うことができ、デフォルトは6ヶ月です。
検索条件としては、仕入先、使用区分を指定することができます。
薬剤変換一覧表は、現在登録されている薬剤変換設定の一覧です。
検索条件としては、使用区分を指定することができます。
倉庫マスタ一覧表は、現在登録されている倉庫の一覧です。
仕入先マスタ一覧表は、現在登録されている仕入先の一覧です。
医薬品マスタ一覧表は、現在医薬品登録されている医薬品の一覧です。
検索条件としては、仕入先、使用区分を指定することができます。
差益高一覧表は、指定した年月に出庫した医薬品の差益高を確認することができます。差益とは薬価と納入価の差額を表し、差益高とは差益に使用量を乗じた額になります。使用量とは出庫数になります。表示単位として使用区分単位を選択すると、使用区分ごとに使用高を集計して表示します。
検索条件として、集計年月、使用区分を指定することができます。集計年月は、現在日付から過去18ヶ月の間で指定することができます。