旧薬剤在庫管理システムからのデータ移行

薬剤在庫管理システムでは、旧システムからのデータ移行をサポートしています。以下の情報をインポートすることができます。

• 医薬品情報(医薬品の略称、仕入金額、発注点等の入力情報)
• 在庫情報
• 仕入先マスタ

データエクスポート

旧薬剤在庫管理システム(PIMS)から、以下の手順に従いデータ移行用データ(data.zip)を作成します。

旧薬剤在庫管理システムで利用している設定ファイル(orca.properties)を配置します。
薬剤在庫管理システムの実行ユーザ(orcastockユーザ)が参照できる場所であれば配置先はどこでも構いません。
以下の例では /tmp/orca.properties に配置しているるものとします。

まず設定ファイルの内容を確認し、必要であれば適宜変更します。データエクスポートでは、以下の設定のみ使用します。

orca_user=orca     # 旧薬剤在庫管理システムのデータベースの接続ユーザ
orca_pass=orca     # 旧薬剤在庫管理システムのデータベースの接続パスワード
orca_ip=127.0.0.1  # 旧薬剤在庫管理システムのデータベースのIPアドレス

設定ファイルと対象年月を引数で指定して、データ抽出ツールを実行します。
設定ファイルのパスは絶対パスで指定します。
対象年月は yyyymm 形式で指定します。省略した場合は現在の年月となります。

 $ /home/orcastock/pims_tool/pims_data_export -f /tmp/orca.properties -t 201809

実行結果として以下の内容が出力されます。

Wrote  xxx rows:               suppliers.tsv.
Wrote  xxx rows:               medicines.tsv.
Wrote  xxx rows:               stocks.tsv.
Archived to Zip:               /home/orcastock/pims_tool/data.zip

実行結果に出力された /home/orcastock/pims_tool/data.zip がエクスポート結果ファイルになります。

データインポート

旧システムからの移行データはZIPファイル形式となっており、その中身は以下のTSVファイルからなります。

• 在庫TSV
• 医薬品TSV
• 仕入先TSV

基本的にZIP形式でインポートすることを想定していますが、移行元データの修正を行った場合などは個別にTSVファイルを指定してインポートすることもできます。

旧システムからのデータインポートを行うには、メニューより「データインポート」をクリックします。

対象：すべて、ファイル：移行元システムからエクスポートしたZIPファイルを指定し、「アップロードする」をクリックします。アップロードすると「データインポートを開始しました。処理結果を確認するには画面を再読込してください。」とメッセージが表示されます。

インポート処理の所要時間は移行元のデータ量に応じて変わります。「状況を再読込」ボタンをクリックすると、インポート状況欄が更新されます。インポート処理が完了すると処理状況欄に「取込完了」と表示されます。

インポートしたデータにエラーがある場合は「取込完了」リンクをクリックすることで、エラー内容を確認することができます。

薬剤在庫管理システムからのエクスポート

データエクスポート機能は、薬剤在庫管理システムに登録されているデータを、データ移行用ZIPファイルの形式で出力するための機能です。

メニューより「データエクスポート」をクリックし「ダウンロードする」ボタンをクリックするとZIPファイル形式でダウンロードできます。

ファイルフォーマット

移行データを格納する３つのTSVファイル(在庫TSV、医薬品TSV、仕入先TSV)について、そのデータ形式を説明します。

在庫TSV

医薬品TSV

仕入先TSV

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